今回は、ライトショアジギングで私が実際に3年間愛用してきた「ジグキャスター 96m」から買い換えた、上位機種の【ジグキャスターMX 96M】のインプレをしたいと思います!
前から気にはなっていたのですが、ダイワのHPを見ても「違い」がいまいち解らずに、今まで購入をふみとどまっていたのですが、、、。
撮影 : tsuriroman
我慢できずにとうとう買ってしまいました!(笑)
シマノの【コルトスナイパー】シリーズと迷っていたのですが、やはり決め手はこの「軽さ」。
ダイワ「ジグキャスターMX」96Mと同価格帯の、シマノ「コルトスナイパーSS」S96Mは【225g】。
それに対して「ジグキャスター96M」も「ジグキャスターMX96M」も【205g】とかなり軽量。
コルトスナイパーに浮気して「やっぱなんか違う」って後悔したくなかったので「ジグキャスターMX」に決めました!(笑)
今回、静岡遠征で2日間投げ倒してきたので、無印ジグキャスターとの「違い」などを解説していきたいと思います!
【ジグキャスターMX】のインプレ!ジグキャスター無印との違い
アイキャッチ画像撮影 : tsuriroman
スペックの比較
まずはスペックの違いから見ていきましょう!
「ジグキャスター 96M」
- 全長(m) 2.90
- 継数(本) 2
- 仕舞(cm) 150
- 自重(g) 205
- 先径(mm) 2.0
- 元径(mm) 13.9
- ジグ重量(g) 10〜60
- ライン(lb) 12〜25
- カーボン含有率(%) 97
- 定価(円) 15,200
「ジグキャスターMX 96m」
- 全長(m) 2.90
- 継数(本) 2
- 仕舞(cm) 150
- 自重(g) 205
- 先径(mm) 2.0
- 元径(mm) 13.9
- ジグ重量(g) 10〜60
- ライン(号) 1.0〜2.0
- カーボン含有率(%) 96
- 定価(円) 26,600
スペックで見ると「価格」以外はほとんど同じなのがわかりますね。
使えるラインも「lb」と「号」で表記が違いますが、4本撚りのPEラインで考えると同じくらいの強度となっています。
これだけ見ると、違いがわかりませんよね?、、、
「無印」と「MX」の違い
それでは「何が違うのか」を解説していきたいと思います!
外観
外観はこんな感じ。
撮影 : tsuriroman
ジグキャスター無印の「赤」を取り入れた目立つカラーリングとは違い、ジグキャスターMXは「黒」をベースに所々控えめな「赤」と「金」の装飾が入ったシックなカラーリングになっています。
撮影 : tsuriroman
ダイワHPのスペック表には記されていない、投げられる「プラグ」の重さが(10g〜40g)と記載されていました。
撮影 : tsuriroman
ブランクス
スペック表だと元径・先径は同じですが、実際に見比べるとジグキャスターMXは「細身」になっていました。
「バット」と「ティップ」の中間に位置する「ベリー」部分が細くなっています。
撮影 : tsuriroman
※左側が「無印ジグキャスター」右側が「ジグキャスターMX」です
同じスペックで細身に出来るのは【高密度HVFカーボン】のおかげ。
出典 : ダイワ
ジグキャスター無印はとにかく「硬い」印象のロッドでしたが、ジグキャスターMXは「しなやか」で「粘り」のあるロッド。
曲がってほしい時に曲がってくれて、戻ってほしい時に戻ってくれる感じ。
ガイド
無印ジグキャスターはトップガイドのみ「SiCガイド」なのに対して、ジグキャスターMXは全てPタイプフレームの「Kガイド」となっています。
出典 : ダイワ
Kガイドは、ロッドに対してガイドが斜めにセッティングされている為、糸絡みが少なく飛距離も出やすいガイドとなっています。
※Kガイドのリングは全てSiCリングです
また、無印ジグキャスターと比べて「ガイドの数」も1個多くなっています。
撮影 : tsuriroman
リールシートが【ダブルナット】
無印ジグキャスターを使っていて気になったリールシートのナットの「緩み」。
私が買い換えに踏み切った1番の理由がコレ。
撮影 : tsuriroman
ジグキャスターMXではダブルナットになっているので、今回の遠征で合計20時間ほど投げ倒しましたが全く緩みませんでした。
エンドグリップの長さ
ジグキャスターMXは「エンドグリップの長さ」が少し短くなっています。撮影 : tsuriroman
無印ジグキャスターのエンドグリップがかなり長かったので、特に使用感に影響はありませんでした。
「並継ぎ」と「逆並継ぎ」
ピースの継ぎ目が、無印ジグキャスターは「並継ぎ」だったのに対して、ジグキャスターMXでは「逆並継ぎ」になっていました。
ティップ側が「オス」バット側が「メス」になっているのが【並継ぎ】。
ティップ側が「メス」バット側が「オス」になっているのが【逆並継ぎ】。
撮影 : tsuriroman
この2つの継ぎ方にはマニアの間では諸説ありますが、そこまで使用感に影響はありませんでした。
実際に使用してみて
今回の静岡遠征では2日間で約20時間投げ倒してきました。
撮影 : 友人K
無印ジグキャスターもかなり飛ばせるロッドでしたが、ジグキャスターMXはさらに飛距離が伸びた気がします。
無印と同じく96MのスペックMAXの「60gのジグ」を何十回もフルキャストしましたが、竿が負けている様子は全くなく、気持ちよく飛んでいきました。
無印ジグキャスターは固めのロッドなのでリールの持ち手で空にパンチするような「瞬発力を活かした投げ方」が合っていましたが、ジグキャスターMXはしなやかなので「ペンデュラムキャスト」で投げた方が飛距離が出るかもしれません。
ジグのアクションも、しなやかさのおかげで前よりもスローピッチジャークやプラグの操作がやり易く感じました。
今回釣った魚はマルソウダ・ヒラソウダ・オオモンハタ・サバなど。
撮影 : 仲間達
ヒラソウダに関しては、地元のおじさんが「そんなデカいヒラソウダ滅多に釣れね〜ぞ!」って言うくらいの良型でした。
「強い引き」や「手前での突っ込み」から完全に40オーバーの「カンパチ」だと思っていたのでガッカリしてしまい、写真を撮り忘れてしまいました、、、。
細身のブランクスでも「HVFカーボン」の復元力のおかげで楽々寄せる事ができ、抜き上げも問題なし。
ジグキャスター無印より「感度」も上がった気がします。
サバなどの小さなバイトもよくわかりました。
結論
「ジグキャスター」と「ジグキャスターMX」で迷っていて予算に余裕があるなら、間違いなく「ジグキャスターMX」をおすすめします!
ですが、「ジグキャスター」の方もとてもいいロッドで、3年間酷使してもリールフットの緩み以外は特に文句無しだったので、これからライトショアジギングを始める予算の少ない方には自信を持っておすすめできます。
私と同じようにライトショアジギングにどっぷりハマってから「MX」に買い換えても遅くないと思います。
以上、「ジグキャスターMXのインプレ」でした!
撮影 : 友人E
ジグキャスターMX 価格比較