1月後半。
この時期は魚も水温の高い沖に出てしまい東京湾の釣り場は閑散としてしまいますね、、、。
私はこの1月〜3月くらいの冬の釣れない時期は外房に足を運びます。
東京湾では魚が釣れなくても、外房ではアジ・カマス・サヨリなどが冬でも釣れます。
時にはヒラマサなんかも廻ってきたりします。
撮影 : tsuriroman
よく釣れる釣り場はかなり混んでいます。
小湊港がその代表格ですね↓
ですが、去年は釣れてなかった港が今年は爆釣って話もよく聞くので、情報に頼らず自分の足で探してみるのも釣りの楽しさの1つだと私は思っています。
そんな時に、移動がしやすい【アジング】がオススメです!
- 竿とリール
- タックルバッグorタックルボックス
- クーラー
これだけです。
撮影 : tsuriroman
準備や片付けも楽なので、気軽に釣りに行けるのもいいですよね〜。
って事で、今回は【アジング】をしに千葉県の外房に行ってきました!
アジングは難しい!?【Mキャロ】で真冬のデイアジングin外房
アイキャッチ画像撮影 : tsuriroman
アジングは難しい!?
私はカゴ釣りから釣りを始めて、ショアジギングやオフショアジギングなどの豪快な釣りばかりやってきたので、アジングの様な繊細な釣りは大の苦手でした。
- ジグヘッドが軽すぎて操作感がない
- ラインが風に流されてアタリがわからない
- 飛距離が出なくて釣れる気がしない
など、色々悩んでいました。
ですが、あるアイテムを使ったら上記の悩みが1発で解消されました。
それが【Mキャロ】。
出典 : TICT
今回もMキャロをメインで使ってアジングをしてきましたので、私と同じようにアジングに苦手意識のある初心者の方の参考になればと思います。
※Mキャロの紹介、使い方などについては後述します。
釣り場到着は夜11時
小湊で、毎年恒例のアジ&カマス祭が始まっているとの情報があり、サイズも尺アジクラスが釣れてるとのこと、、、。
しかし今回は、数よりものんびりとアジングをしたかったので別のポイントに行く事に。
夜〜朝マズメまでやるつもりだったのですが、釣り場に着いてみると強風。
作戦を変更して朝まで寝て、朝マズメ〜昼頃までデイアジングをする事に!
ワクワクを抑えつつ眠りにつく、、、。
朝5時起床
まだ風があるが「明るくなれば何とかなるだろう」とポイントに向かう。
今回のポイントはこんな所!
撮影 : tsuriroman
先端にいたアジングの人に話を聞くと「3時から投げてるけどアタリが1回あっただけだね〜」との事。
隣に入らせてもらい、暗いうちから私も投げ始める、、、。
朝マズメ
まだ暗いうちからエサ釣り師達にアジが釣れ始める。
アジング勢にはまだアタリはなさそうだ、、、。
やがて空がうっすら明るくなり始めた頃、ようやく私に1匹目のアジが掛かる!
コマセが効いてる時はピンク系のワームがいい気がします。
「時合い到来か!?」
焦った私は得意のライントラブル、、、。
リーダーを結び直してる間に、先端のアジンガーは立て続けにアジを3匹釣り上げる。
焦る気持ちを抑えつつリーダーを結び直し、また投げ始めるがアタリはすでにない、、、。
時合い終了。
時間にして約10分ほど。
まだ薄明かりの時間帯なのに、地元の餌師達も早々に見切りをつけ帰り始める。
先端のアジンガーも「ここのマズメはいつも10分くらいで終わっちゃうんですよね〜」と言って帰っていく、、、。
デイ
その後も先端に入りワームを変えジグヘッドを変え、色々試すがノーバイト、、、。
港内をランガンするがアジの気配はなく「1匹で終了か〜、、、他行くか〜、、、」と考え始めた頃、私の代わりに先端に入ったアジンガーがアジを釣り上げた!
目を凝らして見ていると、立て続けにもう1匹アジを追釣している!!
「アジ神様や!!!」
ダッシュで先端に戻り「すごいですね!どーやって釣ってるんですか?」と、アジ神様に教えを乞いながら隣で投げ始める。
「デイはケイムラがオススメですよ!」
とアドバイスを頂き、私のタックルボックスに入っていた唯一のケイムラカラーのワームチビキャロスワンプ 夜な夜なブルーをセット。
しかし、私が戻って来てからはアジ神様にもアタリがなくなる、、、。
神様の力を凌駕するほどの【殺気】を私が放っているに違いない、、、。
広範囲を探りたいが、風も強くジグ単だと飛距離がでない状況。
しかもここの釣り場は全体的に水深が浅く、ジグヘッド自体を重くしてしまうとすぐ着底してしまい、スローに探る事が出来なくなってしまう。
そーとなれば【Mキャロ】一択!
Mキャロで遠投して、私の殺気が届かない沖目の船道をスローに狙う!
10秒ほど沈めた後2.3回ワンピッチでしゃくり上げ、スローリトリーブをしながらゆっくりテンションフォールを繰り返していると竿先に「クンッ!」
Mキャロは沖に向かって沈む為、常にラインにテンションがかかっている状態なので、風が強くてもアタリがわかりやすい。
朝マズメが終わってから約1時間ぶりのアジ、、、(泣)撮影 : tsuriroman
答え合わせの後の【1投目】で釣れた時の快感はたまりません。
それからも広範囲に探り、30分に1匹くらいのペースでポツポツ釣れ続け、、、
本日の釣果は!?
撮影 : tsuriroman
24.5cmを頭に9匹の釣果で1匹トンビに持って行かれ、、、
午後1時納竿。
日中はアジのいるポイントが遠く【Mキャロ】の独壇場でした。
風も強くジグ単だと1g以上じゃないと釣りにならない状況でしたが、Mキャロのおかげで0.4gのジグヘッドを使えたので、それも良かったのかもしれません。
なによりも、アジ神様の「デイはケイムラ!」の教えが1番効きましたね〜。
Mキャロとは
出典 : TICT
Mキャロは、簡単に言えば【浮力のある中通しオモリ】です。
オモリなので遠くまで飛び、浮力があるのでゆっくりとフォールさせる事ができます。
通常のジグ単では狙えない沖目を、軽量ジグヘッドで狙う事ができます。
出典 : TICT
これを見ると「複雑で難しそうだな〜、、、」と初めは思うかもしれません。
たしかにジグ単よりは仕掛けを組むのに一手間増えますが慣れてしまえばなんて事ありませんし、その一手間以上のメリットがあります。
メリット
- 飛距離が出る
- メタルジグを操作しているような抜群の操作感
- アタリがわかりやすい
- 着底がわかりやすい
- 風が強くても軽量ジグヘッドを使える
デメリット
- 仕掛けが複雑
- ジグ単に比べて糸絡みが多い
デメリットの糸絡みに関しては、着水時にサミングをする事である程度防げます。
バックスライド
Mキャロは、着水後に沖に向かって斜めに沈んで行きます。
これをバックスライドと言います。
着水地点からさらに沖を狙う事ができます。
バックスライドする事によって、常に糸が引っ張られた状態になるのでレンジキープがしやすく、中通しなのでアタリもダイレクトに伝わります。
バックスライドの角度が異なる4種類(L・N・S・TW)がラインナップされてます。
出典 : TICT
外房は浅い所が多いので、LかTWが使いやすいでしょう。
Mキャロの重さはそれぞれ4種類。
TWは2種類です。
出典 : TICT
アクション
アクションは色々ありますが、基本はただ巻き。
ジグ単のような細かいシェイキングなどは、Mキャロに吸収されて思っているよりジグヘッドは動きません。
なので、少し大きめなアクションがいいでしょう。
出典 : TICT
TW(チューンドウェイト)シリーズ専用のアクションもあります。
出典 : TICT
オススメのタイプはこちら
今回も私が使った、遠浅な外房にピッタリなタイプは軽量でL(ロングスライド)のこちら↓
- 自重:5.3g
- タイプ:L
- フォール角度:斜め15度
- 水面でライズする群れや表層付近のレンジ狙いに。ゆっくりとフォールで魅せたいときにも効果的
私と同じ様に、アジングに苦手意識のある方には是非とも【Mキャロ】を使ってみてほしいです。
きっとアジングのイメージが変わりますよ!
アジが釣れなくても、メバルやカサゴなども遊んでくれるので楽しめます。
気軽にアジングを楽しんでみて下さい!
撮影 : tsuriroman
今回の使用タックル
ジグ単用
ロッド
- 全長(m):1.75 / 仕舞寸法(cm):92
- 継数(本):2
- 自重(g):98
- 先径/元径(mm):0.8/8.9
- ルアー重量(g):0.3-5
- ラインナイロン(lb):1-3
- ラインPE(号):0.15-0.3
リール
- ギア比:5.6
- 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
- 自重(g):175
- スプール寸法(径/ストローク)(mm):39.5/8
- ナイロン糸巻量(号-m):1-150、1.5-90、2-70
- フロロ糸巻量(号-m):1-130、1.5-85、2-60
- PE糸巻量(号-m):0.6-185、0.8-140、1-110
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
- ハンドル長(mm):40
ライン
- 素材:PE/全長:150m/0.2号/5lb
- 最大直線強力: 2.5kg/標準直径[DIA](mm) : 0.08
- ライトピンク
- 【従来PEラインに比べて、耐摩耗性2倍】:スレに対する耐久性が向上
- 【Fluoro Mat Finish 加工 PATENT】:ラインの表面にフロロ粒子を分散して、滑り性を向上
- 【ウルトラPE × フロロカーボン × シリコン】:扱いやすく、トラブルレス。さらにコントロール性能30%アップ。横風や向かい風下での影響を受けにくく、投げたルアーの弾道安定。だから狙ったコースをトレースできる。キャスト時の糸フケが出にくいからルアーの立ち上がりが早い。
- 従来PEラインより直線強度15%アップ・低伸度で感度2倍・飛距離最大10%アップ
- *パッケージリニューアルに伴い、掲載画像とは異なった商品名、パッケージデザインの商品が届く場合がございます。あらかじめご了承ください。
リーダー
キャロ用
ロッド
- ロッドタイプ:スピニング
- 全長:7'0" 仕舞寸法:109cm
- 標準自重:96g
- TOPガイドSIC仕様
- PEライン対応富士ニューコンセプトガイド適用
- Xカーボンラッピングテープ
- 適合ルアー:0.8-14g
- 対応ライン(PE):0.6-1.2
- 使用素材:カーボン98%グラス2%
- テーパー/ファースト
- 製法:チューブラー
- 使用可能な釣法:アジング メバリング チニング
- 主なターゲット:アイナメ ブラックバス シーバス カサゴ アジ トラウト メバル カマス ソイ チヌ ロックフィッシュ
リール
- スピニングリールサイズ:2000
- 使用できる釣法:アジング メバリング
- 主なターゲット:メバル アジ トラウト カサゴ メッキ カマス ブラックバス
- ナイロン糸巻量(lb-m):3-140/4-100
- PE糸巻量(号-m):0.3-150
- 自重:255g
- 巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):80cm
- ギア比:5.6
- 最大ドラグ力:2kg
ライン
- 長さ:150m
- 号数:0.4号
- 強力:10lb(4.5kg)
- カラー:カクテルオレンジ
- 4本組の極細サイズラインナップ!
- 絶妙なハリとコシをもたせ、ライントラブルを軽減し、操作性が大幅に向上。
- 従来品と比較し、更に伸びを抑えた事により実現した超高感度!
- カクテルオレンジを採用することで、夜間の釣りでも視認性を確保しました。
リーダー(Mキャロ側)
リーダー(ジグヘッド側)
アジングは安いタックルで充分ですが、リールは安物だとラインローラーがすぐ回らなくなってしまいます。
細いラインを使うアジングだと特にライントラブルの原因になるので、安いリールを買ってラインローラーだけ【ベアリングカスタム】するのがオススメです!